この話、原作は「てんとう虫コミックス 第29巻」または「藤子不二雄大全集 ドラえもん 第10巻」の「思い出せあの日の感動」にあたります。
ドラえもんが寝坊しているのび太を起こすところからストーリがはじまります。
目が覚めて「また遅刻だ! またしかられる! また立たされるー!」と慌てふためくのび太。
「毎朝、毎朝、こりもせず、同じことばっかり。ホントつくづく嫌になるよ」とドラえもんがあきれます。
のび太「あー、ホントつくづくいやになった。なにもかもがすべていやになった」
ドラえもん「何もそこまで…」
ドラえもんがのび太の気分を変えるために「しずかちゃんのところでも行こうか」と言いますが、のび太はそれすらやる気なし。
のび太「行ってもどうってことないよ」
ドラえもん「きっと楽しいよ」
と、こんな会話の中から、
何もかもつまんないんだよなぁ。毎日同じことの繰り返し。飽きた。むなしい。すべてが虚しい。平凡、マンネリ、ワンパターン…
と、このマンガを全否定するようなセリフがのび太から飛び出します。
そこで、「はじめてポン」の登場。原作では「ハジメテン」という飲み薬ですが、アニメでは「はじめてポン」というハンコ型の道具に変わってます。効果は同じで、「何に対してでも初めてのような感動を味わうことができる道具」になります。
そして、のび太を無理やりしずかちゃんのところに連れていくドラえもん。
のび太はしずかちゃんに会って、
しずか「いらっしゃい」
のび太「わぁー、うぅぅ、君はしずかちゃん?」
しずか「そうよ。それが何か?」
そして、のび太の心の声
『なんてかわいいんだ。今までも好きだったけど、しずかちゃんがこれほど魅力的だったとは!』
実際に声に出ているのは
「うわぁ~」
の一言のみ。相当デレデレした顔でその間しずかちゃんを見つめています。が、しずかちゃんから出てきたセリフが、
どうしたの? まるではじめて会ったみたいに
しずかちゃん、自分を初めて見る人はそのくらいデレデレした顔になって当たり前と言わんばかりです。のび太も負けずにたたみかけます。
おおー!
うっとりするようなその声
信じられない
こんなにステキな
ガールフレンドがいたなんて!
こんな風に褒めちぎられてもしずかちゃんはクールです。
オーバーね(笑)
の一言で済ませてしまいました。しずかちゃん、さすがに相当褒められなれてます。このくらいじゃ落ちません。
その後は、しずかちゃんのうちで色々なことに感動しまくって「のび太さんがうらやましいわ。小さい子どもみたいに、なんにでも興味を持って夢中になれるなんて」なんて言われたり(このセリフって聞きようによっては相手をバカにしてません?)、ジャイアンとスネオに会って「そのつぶらな瞳、たくましい体! シャープな口先、斬新なヘアスタイル! なんてステキな友だちなんだ!」と褒めちぎったり(斬新なって…)しながらオチへと続くわけですが、
やっぱりしずかちゃんの褒められ慣れしている様子がこの話の見どころだと思います。